はじめまして。

0.挨拶

 

みなさんはじめまして、てつです。

 

アニメオタクのはてなブログなど既に陳腐な発信方法ですが、発信してみたい話題がやはり湧いてきたので、ブログを開設することにいたしました。

 

私が発信する考えは大いに主観的ですが、私はそれを悪い事だとは考えていません。自分の考えた理想を公表することは、公表すること自体に大きな不利益をもたらす場合を除き、許されるべきだと考えるからです。

 

それでは以下で私がこのブログを開こうと決意したきっかけとそれに対する私見を述べたいと思います。

 

1.「声優は声で評価すべきか」という命題

 

さて、声優ファンの間で往々にして議論されるのが

 

「声優は演技力や声質だけでその仕事を評価されるべきで、歌や踊り、容姿で評価されるべきではない。」

 

という命題とも言うべき問であるわけですが、ここ数日でこの議論が(n度目の)再燃をしている現状を受け、及ばすながら一石を投じてみたいと考えたわけです。

 

はじめに、結論から申し上げれば、答えは「No」です。以下で理由を説明していきます。

 

なお、1つ断っておきたいのは、私は声優における声という要素を完全に相対化して、歌や踊りといったほかの要素と変わらない重要性しか持たないものとしか見なさないという解釈を取るわけではありません。他の要素よりかはいくらか重視されるべきであるが、それだけで決定すべきではないという程度です。

 

そして私がNoを突きつける理由ですが、端的に言えばそれは他の要素を頑張って磨いた人を評価すべきであるからです。つまり、本職である声優業以外にも音楽のトレーニングを行ったり、ダンスのレッスンに励んだり、ビジュアルを磨いたりといった売れるための努力を評価すべきであるからです。

 

ここで大いに問題になりうるのが、そのようにして売れるための工夫をしなければならない環境を生み出した責任者は誰かということであります。

 

それが事務所であれば事務所が、それを望んだファンであればファンが悪いことになりそうです。

 

しかし、私はこのような卵が先か鶏が先かという水掛け論は避けるべきで、むしろこの状況は、声優業以外でも起こりうる芸能界のひいては人気者になるために自然発生的に生じるものである。と理解すべきだと思います。

 

アイドルがより過激な水着に挑戦する、YouTuberがよりセンセーショナルな動画を投稿する。このような行為には当然、危険やリスクが伴います。このリスクを承知で競走に勝ち、人気者になるために苦手なものや危険なことにチャレンジするのです。

 

これは資本主義社会における正当な競争であり、度を超えたもの以外は認めるべきでしょう。

 

この現象が声優界では歌、ダンス、ビジュアルとして現出しただけの事で、これもまた厳しい競争を勝ち抜くための正当な戦略と評価することが出来るのです。

 

このように考えれば、環境を作出した要因は、売れたい事務所、声優本人、そして需要を作るファンの三者における相乗効果の中に見出されるわけです。誰のせいでもなく、皆のせいであるといえばわかりやすいでしょうか。

 

以上のことをまとめれば、「ある特定の職で本質的に必要なスキル以外の技術は身を立てる一芸として十分に評価されるべきであり、それは声優業界においても変わらない」ということです。

 

ゆえに、声優の仕事を評価する際に声以外の要素を含んでも構わないという結論が導かれます。

 

もっとも前述した通り、本業は声優なのであるから他の要素よりも声を重視すべきであり、ともすれば他の要素に偏重し、歌や踊りが出来なければ仕事が続かないほど大きな影響を与えてしまうという声優界の今日の風潮には賛同することはできません。歌や踊りはあくまで本業をひきたてる一芸であるべきだと考えています。

 

2.おわりに

 

いかがでしたでしょうか?私としては稚拙ながらもなかなか説得力のある文章になったと自負しています。

 

このような考えに対しては当然批判もあるかと思いますが、そこは大いに議論すれば構わない思いますし、私もこの考えに固執するつもりは毛頭ありません。みなさんで建設的な議論を交わし、キモオタスマイルを浮かべながら声優界の未来を語り合おうではありませんか。

 

お読みいただきありがとうございました!